10周年

ひと月前、実家から書留が届いた。封を開けると、ご祝儀袋。父のくせ字で、開店10周年記念と書いてあった。なにかしたかったけど、なにしていいか分からんかったから、と電話口、母が言う。

1月27日で、お店は丸10年がたった。ふだん通りに店をあけ、仕事をして、いつもの通りに過ごした。

そんなお誕生日のような、大切な日が、だれの生活のなかにもあるのだろう。