7月のおやつ便

6月のおやつ便はいちじくとくるみの甘糀ケーキ、バナナケーキ、甘夏のフルーツケーキ、きなことレーズンのスコーン、レモンティーのショートブレッド、キャロブとアーモンドのクッキー、雑穀と木の実のクッキー、メイプルココナツクッキーをお届けしました。どうもありがとうございました。

7月のおやつ便は28日(金)発送、29日(土)到着の予定です。ブルーベリーやかぼちゃのおやつも入れたいなと思っています。

おやつ代(箱代込)2,500円 送料900円 クール便220円 合計3,620円

東北以北、沖縄以南は送料が異なります。お店でもおわたしできます。28日(金)16時以降、または29日(土)、紙袋の場合は2,400円です。申し込みは26日(水)までに、電話またはメールにてお願いします。発送をご希望の場合は、メールにてお届け先の名前、住所、電話番号をお伝えください。

京都の古い映画館、みなみ会館が閉館すると知った。朝刊の記事。うしろのほう、モノクロで、目立たず載っていたことにもおどろいた。一面にカラーでもいいくらいなのに。 映画館に行ったのは、数えるほどなのだから、そんなことを言える身分でもないけれど、 残念で、もったいないことだなあと思う。 歴史をかさねてきた、どこにもない場所が、資金面の理由だけでなくなってしまうなんて。それで、やっぱり、あってほしい場所には、足をはこんで、ちゃんと行かなくてはと、また思う。

みなみ会館では、この春、坂本龍一さんの映画を観た。ほとんど知らなかったその人のことを、もういなくなったあと、新聞でよく目にした。ああ、こんなやさしいまなざしの方だったのか。名前ばかり大きくて、はるか遠く感じていた人は、こころざしに正直で、世の中がよい方向へ向かうようにせいいっぱい声をあげる、かっこいい一人の人に変わった。冒頭、東北の被災した町で、ピアノを演奏するシーンがあった。音楽というものが、人のこころをふかく励ますものと知った。

お金で困っていたら、たぶんお金以外のことで解決するのがいいんやと思う。お金を集めて援助したとしても、またいつかはどこかで行き詰まると思うから。旦那さんが、そう言った。それがなにかと言われると、わからへんねんけど、って。いっしょに考えてみても、なにも思い浮かばない。けれど、その考えはとても正しいことのように思えた。争いごともきっとそうだと思う。