
2026年5月19日(火)13:55
母の日を何日も過ぎたころ、母にお花を届けに実家に帰った。おそくなりました。母は花カゴを両手で持ってしばらくのあいだ眺めていた。加齢によるものらしく手がふるえている。お花もゆらゆら揺れていた。店はどうや? 父がたずねる。ぼちぼちですねえ。旦那さんの答えにきっぱりと、それでいい、ぼちぼちでいい、と励ました。玄関に、赤とピンクのカーネーション、かすみ草が飾ってある。父が買ったものらしい。娘から届かないものだから見兼ねて買ったのだろうか。こころのなかでとても驚いた。結婚記念日も、お誕生日も、父がお花を買って帰ってきたことなど記憶にない。知ったつもりでいる家族にも、知らない横顔があるなあ。