

先週末、紫竹にあるカフェKONONEKIさんの壁をかざらせてもらいました。
「窓ひとつぶんの 四角いひかりが とどく 親しいひとからの 便りのような 明るさで」
朝起きて、カーテンをあける。窓をひらく。東向きの部屋に、陽のひかりがもれる。窓にきりとられ、四角いかたち。それを眺め、一日をはじめる。はるか彼方から、なににもさえぎられることなく、ここにやってきた太陽のひかり。くもりや雨の日は、ぼんやりとかすんで、ないように見えても、四角いひかりは届いている。まいにち、じぶんに宛てられる明るい手紙のように。いま、平和というものから遠くはなれた場所にいるひとにも、日常から遠くはなれた場所にいるひとにも、みんなにひとしく明るい手紙は届いているのだ。そう気がつくと、四角いひかりは希望に思えた。
9月のある日、店主の松村さんがお店の壁をかざりませんか? とお願いしてくれた。お店に行くといつでも、天窓からもれる陽ざしがつくる、壁や床の四角いひかりをさがす。ああ、四角いひかりをつくろう。ひかりを入れる、やわらかな布の封とう、それからやわらかな布の切手も。絵筆をうごかす。針をうごかす。紙のうえに、手の中に、生まれゆく、ささやかな希望。それはとても幸福な時間だった。