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チクタクボンボンlive「こんにゃく橋のたもと」
2月4日(日) 14:00~(13:30 open) 料金2,200円(飲み物とお菓子つき)
ハマ・ノ・テlaboにて 兵庫県川西市新田1丁目5-6 クボタハイツ1F*阪急能勢電鉄線「多田」駅徒歩5分
*要予約 花屋にちまで、電話またはメールにてご予約をおねがいします
ある曲のイントロは、ピアノとベースからはじまる。そのピアノのリズムがいつも、ゆらゆら、ずれる。ある日の練習、ベースのとくさんが、 ドラムとギターのふたりをぱっと見て、 わたしの音がずれるのは、演奏していないふたりのせい、と言う。演奏していないところも、みんなでいっしょに演奏しているつもりで、からだを揺らしてリズムにのらないと。楽器を弾いてないからこそ、踊ったりもできるし。それがバンドっていうものやと思うんですよ。
いつかバンドがやりたいなあと思っていた。ああ、そうか。あこがれていたのは、きっと、そうゆうものだったのだ。
おおきなガラス戸をあけ、お店を出る。すこし歩いて、そっと後ろをふり向く。ちょっとだけお店を眺めて、駅へ向かう。ハマ・ノ・テさんの帰り道はいつもそうだった。記憶のなか、くっきりとあざやかにあった場所。エプロンをつけ、カウンターのうえ、菓子の生地をさわる。その手の感じも。駅までの道、広い川のうえには、こんにゃく橋がかかる。